やってて良かった!介護職のやりがいとは
2016.11.30

subimg01国や地方自治体は体力や気力の低下が徐々に進行する高齢者の老化防止対策や健康寿命を伸ばす試みを急いでいますが、急速に進行中の高齢化社会への対応策として十分に間に合うのかと懸念されています。高齢者の中でも数年前に550万人だった要介護者は団塊世代が全員、後期高齢者となる2025年には150万人も増加すると推計されているからです。介護職の現場作業は省力化の難しい作業が多く、今後、増え続ける多数の要介護者が日常生活上の介助を待っているわけですから介護の分野はやりがいと将来性を感じられるはずの職業だと言えます。このため、周囲の人達の援助を受けながら生活する人の急増に対して国や地方自治体は介護施設や各種老人ホーム等の施設増強と介護職員の養成を急いでいるわけです。

しかしながら、要介護者の体調は1人ずつ日毎に異なるデリケートさがあり、介護士資格が取れたといっても色々な体調の要介護者を幅広く介護できると言える程、やりがいの感じられる職業ではないといわれています。現在、介護現場で働き続けることで受ける精神的、肉体的負担が重すぎて退職していく職員が後を絶たず、欠員状態の施設の多い状況が生じています。このため今後益々、精神的、肉体的にタフな看護師や介護士等の需要の増えていくことは確実です。現状ではいずれの業務も殆ど女性で占められています。ところが、要介護者を寝起きさせたりする介助作業等の肉体労働で疲れ果ててしまい、女性職員にはきつい仕事です。介助用ロボットの開発や歩行器具等の導入を行っているので徐々に力仕事が削減されるにしても介護現場には色々と力仕事があります。従って、介護現場には力で勝る若い男性職員を配置することが急務でしょう。しかも、職員自身にも家庭があり、子供の世話をしなければならない職員が多いので、職員が働くには自宅から遠距離でない職場で短時間勤務が望ましいようです。また、介護現場は24時間、365日、昼夜問わない仕事を職員が日勤、夜勤の交代で務める仕事ですから、介護施設側としては数々の業務分野をステップアップしながらやりがいを感じられる職場環境を作り上げることが急務です。

負担のかかっている介護施設におけるこうした状況を補い、改善するため、在宅看護、介護方式が始まっています。看護を担う医師、看護師及び介護を担う介護職員、ホームヘルパー等が訪問看護、介護センターに集まってグループを結成し、地域包括支援センターと情報共有しながら地域一帯に在宅している要介護者の看護や介護を少人数で役割分担して効率的に対応しようとしています。自宅訪問型の在宅看護、介護方式はまだ全国的に整備され始めたばかりですが、いずれ、介護現場で働くことに生きがいを見いだせる時期がくるはずです。

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